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2025.08.20

GMOクラウドECで基幹システムをつなぐ – API連携で実現する顧客・在庫の一元管理とスムーズ運用

GMOクラウドECで基幹システムをつなぐ – API連携で実現する顧客・在庫の一元管理とスムーズ運用

全体設計まで見据えた“最後の一手”に、GMOクラウドECという選択を

EC事業を長く運営していると、必ずと言っていいほど出てくる悩み。

「部分的にAPI連携しているのに、なぜか在庫がズレる」
「会員情報と受注情報、別システムで見ないといけないのが非効率」
「一部は自動化されてるけど、結局手作業が残ってしまう」

“APIを使っている”ことと“業務全体が設計されている”ことは、まったくの別物です。部分連携だけでは、業務の煩雑さを根本から解決できません。

この記事では、そんな悩みを持つあなたに向けて、GMOクラウドECがどんなふうにその課題を解決してくれるのか、具体的な事例も交えてお話ししていきます。

業務が煩雑化する本当の理由は「全体設計の不足」

部分最適の積み重ねが、全体の非効率を生む

API連携を進めてきた方なら、きっとどこかでこう思ったことがあるはずです。

「なぜか、全体の動きが噛み合わない」

その正体は、“都度対応”による連携の積み重ね。

・ECサイトと在庫管理はつながってるけど、CRMとのやりとりはExcelで補完
・会員情報は部署ごとにバラバラ
・フロントとバックエンドは見た目以上に古い仕組みのまま

この状態だと、同じ情報を見ているはずのチームが、実は別のデータを元に動いていたりします。だからこそ、二重入力が発生したり、トラブル対応に余計な時間がかかったりするんですよね。

そして何より、改善のスピードが鈍くなります。何か新しい施策を始めようとしても、連携の見直しや整合性の確認に時間が取られてしまう。これでは、ビジネスのスピード感についていけません。

部分最適の延長線上には、“本当の効率化”はありません。だからこそ、次の一歩は「全体をどう設計するか」がカギになるんです。

システム連携 = API導入ではない

「APIを入れたのに、結局運用が楽にならなかった」
そんな経験、ありませんか?

APIは“手段”であって、“答え”ではありません。

大事なのは、そのAPIをどう設計し、どう組み合わせるか。

たとえば、受注データと在庫データをAPIでつないでも、在庫引当のタイミングやロジックがあいまいなら、結局手作業での確認が残ってしまいます。

逆に、必要な情報をどこで・いつ・どんな順番で連携させるかをしっかり設計できていれば、驚くほどスムーズに業務が流れるようになります。

要は、“つなぐ技術”よりも、“つなげ方の設計力”。

それが今、多くのEC事業者にとって一番求められているものだと思います。

GMOクラウドECが選ばれる理由

柔軟なAPI連携とヘッドレス構成

GMOクラウドECが多くの企業に選ばれている理由、それは「自由度の高さ」と「設計のしやすさ」にあります。

バックエンドとフロントエンドが分離されたヘッドレス構成により、UIもCMSも自由に設計可能。APIもREST形式で豊富に揃っているので、顧客管理や在庫、受注データなど、必要な情報を必要な場所に自在に連携させることができます。

Webhookでリアルタイムなデータ反映もできるので、

“データの行き来がスムーズで、運用が止まらない”

といった声は、GMOクラウドEC公式サイトの導入事例ページなどでも紹介されています。Webhook連携によるリアルタイム更新やAPIの柔軟性に対する評価は、実際の運用現場で得られたフィードバックに基づくものです。

安全性と拡張性の両立

ABAC(属性ベースアクセス制御)で細かい権限設定も安心
分離型アーキテクチャでセキュリティリスクを最小化
拡張項目の自由設定で業務に合わせたデータ構造がつくれる

セキュリティと柔軟性、どちらも妥協しない設計が、多くの企業で支持されている理由です。

マーケティング連携も視野に

・MAツールと自動でつながる
・AIクーポンやレコメンド、カゴ落ち対策などにも対応
・ロイヤルティプログラムやダイナミックプライシングの実装もOK

「売るための仕組み」まで備えているのが、GMOクラウドECの強みです。

導入事例:アイジャパン株式会社が実現したオムニチャネル連携

以下は、アイジャパン株式会社様がGMOクラウドEC(makeshop)を活用して実現した取り組みの一部抜粋です。

  • ECサイト上で商品(フレーム・サングラス)の確認や、レンズを組み合わせた価格シミュレーションが可能に
  • 気になる商品をWEB上で「ご試着予約BOX」に入れ、来店店舗・日程の予約まで完結
  • ネット注文は受け付けず、あくまで店舗送客を目的とした「オムニチャネルサイト」として構築
  • 実店舗とネットショップの会員情報・ポイント情報を統合し、共通キャンペーンや相互集客を実現
  • 顧客情報の一元化により、マーケティング精度も向上
  • 古くから使用している基幹システムを改修せず、API連携でスムーズに接続
  • 他社の提案では基幹システム側の改修も含まれていたが、makeshopの提案は既存システムをいじらずに済み、コストとリスクを抑えられた

※引用元:実店舗とECサイトを連携するオムニチャネルを導入、店舗送客を実現

業務全体の最適化は、GMOクラウドECから始まる

API連携、もうすでにある程度進めてきた。
でも現場はまだバタついている。

そう感じているなら、それは“つなぎ方”に原因があるのかもしれません。

つなぐ技術よりも、“つなげ方の設計力”が問われる場面が増えている今、選ぶべきはシステムそのものだけでなく、それを提案・設計する相手の実績や理解力でもあります。

GMOクラウドECは、その両方を備えています。

ここまで読んでくれたあなたなら、きっと次の一手が見えているはず。

ぜひ、気軽にご相談ください。あなたの課題にあわせた最適な方法を、浦川が一緒に考えます。

※関連リンク:「GMOクラウドEC」公式サイト

この記事の著者

浦川 航平

浦川 航平 URAKAWA Kohei

株式会社 もずくとおはぎ 代表取締役 CEO

長崎県佐世保市出身。 経営者と芸術家。ふたつの顔を持つ男。

家具・プロダクトデザイナーから通販会社のダイレクトマーケッターを経て2012年にウェブ業界へ足を踏み入れ、2023年3月に独立。経営者の道へ。

「右脳」と「左脳」を自由に行き来する独自のスタイルで、戦略的なプロデュースと緻密なマネジメント、そして人の懐にスッと入る柔軟な人柄を武器に、数々のクライアントの本質的課題に切り込み、解決へと導いてきた。

2025年6月、「GMOクラウドEC」エバンジェリストに就任。
GMOメイクショップ株式会社との連携を通じて、EC領域のさらなる可能性を追求している。

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