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2025.08.01

EC基幹システム連携の落とし穴|ありがちな失敗とその対策まとめ

EC基幹システム連携の落とし穴|ありがちな失敗とその対策まとめ

ここからが勝負。連携の質が、ECの未来を決める。

基幹システムとの連携——それは、ただの技術的な話ではありません。
今の運用を、これからの成長にどうつなげていくか。
このフェーズにきているあなたのECは、すでに次のステージに進もうとしています。

在庫、顧客情報、売上、出荷…。データがバラバラに存在する状態を脱し、一本化された運用に切り替えるタイミングです。
でも、実はこの「連携」、多くの企業がつまずいているのも事実。私がこれまで数多くのプロジェクトを支援してきた中でも、失敗のパターンにはある種の“クセ”があると感じています。この記事では、連携で陥りがちなポイントとその回避法をお伝えします。

よくある落とし穴と、その乗り越え方

1. 要件がふわっとしたまま走り出してしまう

【あるある】「とりあえず在庫と顧客がつながれば」から始めて後悔

「このへんは後で詰めましょう」とスタートしがちですが、ここでの曖昧さが後々大きな手戻りに。

  • 想定外の仕様変更でスケジュールがずれる
  • 実際に運用してみると、使いにくくて現場が困る
  • システム部門と現場の間にギャップが生まれる

【回避法】業務フローを一緒に“見える化”して”ふわっ”から”パキッ”へ

現場でどう動いていて、何をどこで処理すべきか。
連携を成功させるには、業務の棚卸しが最初の勝負どころです。

GMOクラウドECでは、ただ「APIがあります」ではなく、実際の運用に落とし込める設計まで一緒に詰めていきます。
「これ、手作業のままでいいよね」「ここは自動にしておきたい」——そんな会話から徐々に解像度を上げていきます。

2. APIが使える前提で動いたらつまづいた

【あるある】「APIあるんでしょ?」と思っていたら…

いざつなごうとしたら、

  • 古い基幹システムにAPIがない
  • APIはあるけど仕様が独特すぎる
  • 連携するには別途調整が必要だった
    というケース、思ったより多いです。

【回避法】「APIがある=そのまま使える」ではない

異なるOSや言語で作られたシステムでも、APIがしっかり設計されていればつなぐことは可能です。
でもそのためには、データ形式・認証方式・通信のタイミングなどの調整が必要
「吸収します、問題ありません」と言い切れる話ではないんです。

その点、GMOクラウドECなら実績豊富な導入支援チームが伴走し、設計段階から現実的な落とし所を見つけてくれます。
「どうつなぐか」よりも、「どう運用していくか」を見据えた設計が強みです。

3. つないだ後の運用が想定外だった

【あるある】「連携したのに、現場はラクになってない…」

  • エラー対応が属人的でブラックボックス化
  • フロー変更に現場が追いついていない
  • 結局、手入力で処理している項目が残ってる

【回避法】システムだけじゃなく、“仕組みごと”変える

運用設計をおろそかにした連携は、結局“つながっただけ”になります。
GMOクラウドECは、ワークフローや現場の業務フローごと最適化していくスタンス。

ロイヤルティプログラム、ダイナミックプライシング、AIエージェントによる自動接客…
ECを「つなぐ」ではなく「育てる」視点で考えることが、GMOクラウドECの基本思想です。

4. 社内の準備が整っていなかった

【あるある】「現場でどう進めればいいのか誰も分からない」

  • EC担当が一人でプロジェクトを抱えてしまう
  • 関係部門との連携が取れず、要件が固まらない
  • 上長の意思決定が遅れ、スケジュールが進まない

【回避法】プロジェクト体制そのものを設計する

プロジェクトが前に進まない理由の多くは「体制」にあります。
GMOクラウドECでは、部門間の合意形成やプロジェクトの進め方そのものも支援対象です。
すでに「誰がキックオフを仕切るか」なんて話がチーム内で出ているかもしれませんね。

GMOクラウドECが選ばれる理由

ここまでの話を読んで「自社もこれに当てはまりそう」と思われた方にこそ、
GMOクラウドECの強みを知っていただきたいと思っています。

  • BtoC、BtoB、モール、単品通販、リユースなどあらゆるビジネスモデルに対応
  • 「ヘッドレスアーキテクチャ」でフロントも裏側も自由自在
  • 自動アップデートによる機能・セキュリティ強化で運用負荷を最小限に
  • 法令対応もサービス側で実施。漏れのリスクを極小化

「クラウドの強み」と「カスタマイズの柔軟性」、どちらも譲れない方に最適な選択肢です。
そして何より、パートナーとして“あなたのプロジェクト”に伴走する姿勢があることを感じていただけるはずです。

導入の決め手は「一緒に考えられる人がいるかどうか」

連携で失敗しないための最大のカギは、
「課題を一緒に言語化して、最適な設計に落とし込んでくれるパートナー」がいるかどうかです。

GMOクラウドECには、それが揃っています。
今まさにプロジェクトが始まりかけているあなたにこそ、届けたいソリューションです。

次のアクションへ進みたい方へ。

現状が複雑すぎてどこから手をつけていいのか… まずは課題の整理から、という状況でも大歓迎!
どんなフェーズでもお気軽にご相談ください。

※関連リンク:「GMOクラウドEC」公式サイト

この記事の著者

浦川航平

浦川 航平 URAKAWA Kohei

株式会社 もずくとおはぎ 代表取締役 CEO

長崎県佐世保市出身。 経営者と芸術家。ふたつの顔を持つ男。

家具・プロダクトデザイナーから通販会社のダイレクトマーケッターを経て2012年にウェブ業界へ足を踏み入れ、2023年3月に独立。経営者の道へ。

「右脳」と「左脳」を自由に行き来する独自のスタイルで、戦略的なプロデュースと緻密なマネジメント、そして人の懐にスッと入る柔軟な人柄を武器に、数々のクライアントの本質的課題に切り込み、解決へと導いてきた。

2025年6月、「GMOクラウドEC」エバンジェリストに就任。
GMOメイクショップ株式会社との連携を通じて、EC領域のさらなる可能性を追求している。

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