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2026.04.24

日本の伝統色

日本の伝統色

「日本の伝統色」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
私たちが普段何気なく目にしている色の中には、古くから日本人が愛し、独自の名前をつけてきた色があります。

実は、私たち「株式会社もずくとおはぎ」のコーポレートカラーも、この日本の伝統色で構成されています。

社名の由来でもある「もずく」の毛色を「赤朽葉色(あかくちばいろ)」で表現。
そして「おはぎ」の毛色は、「憲法色(けんぽういろ)」で表現しています。

この2つの毛色(伝統色)が混ざり合った色

「もずく」の毛色 → 「おはぎ」の毛色のグラデーション

この二つをコーポレートカラーと定義しております。

日本の伝統色とは

四季の移ろいや自然の細やかな変化を切り取り、そこから抽出された色のことです。

例えば「桜色(さくらいろ)」や「萌葱色(もえぎいろ)」、「山吹色(やまぶきいろ)」など、多くは植物や動物、自然現象に由来する名前がつけられています。

ただの「赤」や「青」と呼ぶのではなく、「朝焼けの空」や「散りゆく葉」、「雨上がりの苔」といったように、その瞬間の風景ごと色に残そうとしたのだと思います。
昔の日本人が、どれだけ丁寧に日常を見つめ、自然の小さな変化を楽しんでいたかが伝わってきますよね。

伝統色というのは、ただの色の名前ではなく、そういう風景をそのまま言葉にしたものなのでしょうね。

伝統色の取り入れ方

この伝統色、デザインや日常に取り入れる際には少し面白い特徴があります。

伝統色の多くは、少し彩度が落ちた「くすみカラー」や、渋みのある落ち着いたトーンです。
味わい深い反面、使い方によっては好みが分かれたり、少し沈んだ印象を与えてしまうこともあります。

そこでおすすめなのが、あえて「差し色」として使う方法です。
例えば、パキッとした鮮やかなトーンや、モダンで無機質な空間の中に、アクセントとして、そっと忍ばせてみる。
すると、全体の空気が引き締まり、ぐっと洗練されたモダンな印象に仕上がります。

弊社のWeb サイトのキャプチャですが、ロゴのワンポイントやUIデザインの小さなあしらいに使うだけで、冷たいプロダクトに、体温のような温もりや品の良さを添えることができる。

それが伝統色の持つ魅力です。

465色

そんな豊かな情景を持つ日本の伝統色ですが、代表的な色見本などで「465色」あります。

一覧を眺めていると、ほんと、微妙な差で色名が付けられていて驚きます。
同じような色合いでも、少しの光の加減や季節の違いで、それぞれまったく別の名前がつけられています。

福岡ポテトサラダ465

実は、「もずくとおはぎ」が新しく立ち上げた事業があります。

2026年4月8日にオープンした「福岡ポテトサラダ465(よんひゃくろくじゅうご)」です。

私たちは普段、企業のWeb サイトをはじめ、ロゴやUI/UXなど、様々なブランドを形にする仕事をしています。
今回はその力を「食」という領域に注ぎ込み、自社事業としてゼロから一つのブランドを構築しました。

単なるポテトサラダのお店を作ろうとしたわけではありません。
日本の自然や暮らしから生まれた日本の伝統色。
その文化に着想を得たのが「福岡ポテトサラダ465」です。

なめらかなマッシュポテトとゴロゴロとしたポテトの二層をベースにしています。

そこに伝統色をモチーフにしたソースを重ねることで、視覚的な美しさと味の変化を設計しました。

合成着色料や化学調味料、保存料は使っていません。
素材が持つ本来の色と味を引き出すことを第一に考えています。

色を選ぶ楽しさと、身体へのやさしさ。 そんな新しいポテトサラダの形を提案するお店です。

お近くにお寄りの際は、ぜひ足をお運びください!

この記事の著者

原 暢平

原 暢平 HARA Yohei

株式会社 もずくとおはぎ CCO

落ち着いた物腰と柔らかな佇まいの中に、青い炎のような熱を秘めている。

妥協を一切許さない彼のスタンスは、細部にまで理由を宿したデザインを紡ぎ出すため。
その設計へ一貫して注がれる美意識は、まさに職人技。

どこまでも貪欲に高みを目指し、進化していく自分を楽しみながらクリエイティブと向き合っている。

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