AIに頼んだら、映画紹介のスライドが14枚できた
急にアレですが。
当方、無類の映画好きです。
物心ついた時からジャンル問わずさまざまな映画に触れて生きております。
生きる糧です。
おっと、これはAIに関するブログです。
私の趣味嗜好について語る場ではありません。
と言うことで、無理やりこのブログへ繋げるために、ある資料を生成AIに作らせました。
『STAR WARS 入門プレゼン
スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』
今年上半期、劇場へ5回足を運んだお気に入り作品の啓蒙資料です。
思い切って一番ふつうの頼み方をしてみたら、想像していたよりずっと実用的なものが出てきたので、その一部始終を書いておきます。
※ちなみに今回の資料作りの一部始終は超初心者向けです。日常的に生成AIに触れている方はこれまでの記事のようにもう少し踏み込んだ使い方を推奨します。あしからず
これから生成AIを使ってみようという方に、「このくらいの手間で、このくらいのものができる」という感覚が伝わればと思います。
頼んだこと
映画『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』を、シリーズ未経験の人に紹介するスライドが欲しい。それだけです。
最初に投げたのは、ほとんど雑談のような一文でした。
スターウォーズのマンダロリアン・アンド・グローグーって映画について、啓蒙するためのスライドを作りたい。できる?
専門用語も、細かい条件も指定していません。それでも会話は進みました。
最初に「質問」が返ってきた
意外だったのは、いきなり作り始めなかったことです。返ってきたのは3つの質問でした。
- 誰に向けたスライドか(スター・ウォーズ未経験者/ドラマ未視聴のファン/社内向けの雑学)
- 内容の重点はどこか(作品理解の予習/制作の裏側・データ/シリーズ全体の入門)
- 分量と形式は(パワーポイント/HTMLスライド)
選ぶだけなので、10秒ほどで答えられます。でも、この3つを決めた時点で完成品の姿はほぼ固まっていました。
あとから振り返ると、ここが一番重要な工程でした。私がやったのは「作る」ことではなく「決める」ことです。未経験者向けにする、制作の裏側も入れる、HTMLで作る。
この3つを選んだだけで、残りは全部向こうがやってくれました。
できあがったもの
14枚のスライドです。構成はこうなりました。
- 3行でわかる、この映画
- そもそもスター・ウォーズとは(最小限の前提知識)
- 本作は年表のどこに位置するか
- 主役2人の関係
- ネタバレなしのあらすじ
- キャストと制作陣 7〜9. 制作の裏側(幻のドラマ第4シーズン、撮影データ、ヘルメット問題)
- 数字で見る興行成績と評価
- 今から観るには
実物のPDFはこちらです。
どんどんダウンロードしてしっかり中身を読み倒してください。
内容も、ただ情報を並べただけではありませんでした。たとえば「制作の裏側」の章では、この映画がもともとドラマの第4シーズンとして脚本まで完成していたのに、ストライキによる延期を機に映画へ切り替わった、という経緯が入っています。
うまくいかなかったこと
ここが一番書いておきたい部分です。
興行収入の数字が、調べる先ごとにバラバラでした。
ある資料では2.4億ドル、別のところでは3.0億ドル、さらに別の記事では3.4億ドルと書かれている。公開からの経過期間や集計元が違うためです。もし最初に出てきた数字をそのまま鵜呑みにしていたら、誤った情報を載せたスライドを配っていたことになります。
最終的には複数の情報源を突き合わせたうえで、「約3.0億ドル」という概数にして、「集計元と時点により変動します」という注記を添える形に落ち着きました。
もうひとつ。批評家の評価スコアも、調べる先によって数字が違いました。こちらも幅を持たせた表現に直しています。
生成AIは、間違った情報を堂々と出してくることがあります。 今回のように出典を確認しながら進めても、数字の細部は揺れる。だから、事実を扱う資料を作るときは「出てきたものをそのまま使わない」という前提で臨むのが安全です。
逆に言えば、どこを疑うべきかさえ分かっていれば怖くない、とも言えます。今回で言えば、疑うべきは数字でした。あらすじや制作の経緯といった記述部分は、複数の情報源で一致していて安定していました。
これから使う人へ、3つのコツ
1. 最初の指示は雑でいい
きれいな指示文を考えようとすると、いつまでも始められません。今回の出だしは「作りたい。できる?」です。足りない情報は向こうが聞いてくれます。
2. 質問には具体的に答える
「誰向けか」を決めないまま進めると、誰にも刺さらない資料ができます。ここだけは自分で決める必要があります。逆に、ここを決めれば9割終わりです。
3. 数字は必ず自分で確認する
固有名詞や日付、金額、パーセント。この4つが出てきたら、公式サイトなり一次情報なりで一度確かめる。これだけで、事故はほぼ防げます。
おわりに
正直なところ、投げた指示があまりにも雑だったので「たたき台くらいは出てくるかな」という期待値でした。
しかし、実際に出てきたのは、そのまま人に見せられる完成度のものです。
一方で、数字の裏取りをしなければ誤情報を配るところだった、というのも本当のことです。
任せきりにはできないけれど、任せられる範囲は思っていたよりずっと広い。
これが今回いちばん実感したことでした。
まだ試していない方は、手元にある「作らなきゃいけないけど手が回っていない資料」を1つ思い浮かべて、
その名前をそのまま打ち込んでみてください。
たぶん、質問が返ってきます。
This is the way.(わかる人にはわかるはず笑)
AIに関するお悩み事、愚痴、自慢、お気軽にどうぞ。



