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2025.10.17

ホントの自分

ホントの自分

陰キャ?陽キャ?

「オレは陰キャなのだろうか?それとも陽キャなのだろうか?」
と自分に問いかけたとき、完全に「陽キャ」だと断言できますが、、、

皆さんもそんなふうに自分をどっちかに分類しようとする瞬間、ありますよね笑
(え?無いんですか?)

人間って単純なものじゃない。

私はよく、人の性格は「ルーレットのマス目」みたいなものだと感じています。

明るい、暗い、社交的、内向性、緻密、大雑把、優しい、意地悪。
このルーレットの北半球をポジティブ、南半球をネガティブだとすると、そういったマス目がひとりの中にすべて共存していて、状況や相手によって点灯するマス目が変わるだけ。

「陽キャ」なときもあるし、「陰キャ」なときもある人が大半で、 どちらか一方しかないなんてことはないし、むしろ相反する要素があるからこそ人間らしさが生まれる。

つまり「本当の自分」とは、すべてのマス目を抱えている“全体”であり、それをどう光らせるかは、状況と意識次第なのかもしれません。

今、この瞬間、あなたはどのマス目が光ってますか?

いっそのこと、コントロールしちゃおう!

同じ自分でも、ある人と一緒にいるときには明るく話せるのに、別の人の前ではなぜか物静かになる。
それは、相手があなたのどの“マス目”を点灯させたか、あるいは、自分がどのマス目を点灯させる選択をしたかの違い。

つまり、自分の印象は「他者との関係性」で変わるし、「自分の意図」でも変えられる。

どのマス目を意識的に光らせるか?

これは、自分を偽るということではなく、状況に応じて最適な自分の側面を選び取るということ。

自分の中にあるいくつもの要素を、使いこなせるようになったとき、他者からの評価に振り回されず、自分軸で立てるようになる。
光を当てる場所は自分で選べる。
その選択の積み重ねが、「自分らしさ」をつくっていくのだと思います。

ちなみに私は南半球のネガティブエリアが光るときは心地悪いし、パフォーマンスが落ちるので、これを光らせる要因は可能な限り日常から排除し続けてきました。

全ては無理だけど、ネガティブなことがゼロにならなければ意味がないという訳ではありませんよ。
減らせるもんは少しでも減らした方がいい。

こうやって意図的にコントロールし続けると、絶対に素晴らしい日常へと変化していきます。

「この人、分かってくれてないなー」

誰もが一度は思ったことがあるフレーズかもしれません。

でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。
そもそも、どこまで自分をさらけ出しているのか。

何を考えてるのか、何に引っかかってるのか、何に喜び、何にムカついてるのか。
それらのマス目を分かりやすく点灯させ、的確に伝えているのだろうか。

さらけ出しきることを良しとは思わないけれど、そんな薄っぺらい状態で誰かに完全に分かってもらおうとするのは、ちょっとムシがよすぎるんじゃない? 

「理解されていなかった」の裏には、「伝えていなかった」自分がいる。
自分ですら自分のことをちゃんと分かっていないのに、ほんの一部でも伝わっていたとしたら、もはや奇跡。
分かってもらえないのが当然の中で、分かってくれる人がいるのは特別なことなのです。
相手に依存しているにもかかわらず、歓喜していいレベル。

と、捉えると誰かを迂闊に「あの人、変わったよねー」なんて言えなくなる。

どれだけ、あの人のこと知ってるの?

動的な関係性

私たちのマス目が光るのは、いつも誰かとの関係性の中。
相手の言葉、まなざし、沈黙、そして些細な仕草──そのすべてが、私たちの側面を引き出しています。

 だからこそ、他人を受け入れるというのは、 「この人はこういう人」と決めつけて理解することではなく、 変化する相手の余白ごと受けとめることなのかもしれません。

昨日と今日で同じように見えても、人は少しずつ変わっている。
過去の印象や単発の出来事で他人を決めつけず、今日のその人を、もう一度見直す。そして明日、また新しいその人に会い直す。

他人を受け入れるということは、 「関係性をアップデートし続ける」という意思表明。

それは固定された理解ではなく、流動する対話のようなもの。
きっとその営みの中で、私たちは他人と同時に自分自身の変化も受け入れていくのだと思います。

ホントの自分とは、
自分だけでは成り立たない。

この記事の著者

浦川 航平

浦川 航平 URAKAWA Kohei

株式会社 もずくとおはぎ 代表取締役 CEO

長崎県佐世保市出身。 経営者と芸術家。ふたつの顔を持つ男。

家具・プロダクトデザイナーから通販会社のダイレクトマーケッターを経て2012年にウェブ業界へ足を踏み入れ、2023年3月に独立。経営者の道へ。

「右脳」と「左脳」を自由に行き来する独自のスタイルで、戦略的なプロデュースと緻密なマネジメント、そして人の懐にスッと入る柔軟な人柄を武器に、数々のクライアントの本質的課題に切り込み、解決へと導いてきた。

2025年6月、「GMOクラウドEC」エバンジェリストに就任。
GMOメイクショップ株式会社との連携を通じて、EC領域のさらなる可能性を追求している。

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