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2026.06.02

レポート3種って何が嬉しいの?中身、出します

レポート3種って何が嬉しいの?中身、出します

前回、「いい時間は、だいたい思い出になる」と書きました。
ここで終わると、この記事も思い出になります。それは困る。

今回はSynergyLensの成果物であるレポートについて話していきます。

そもそも「レポート」って、読むものじゃなく“使うもの”

SynergyLensのレポートは、診断結果の読み解きで終わらせないための道具です。

  • どの会議で使うか
  • どの判断に効かせるか
  • 誰が何を持ち帰るか

ここまで落とし込むために「3種類」にしています。

そして重要な前提が1つ。
資質は「固定的な性格」ではなく、状況や役割で出方が変わる“傾向”として扱います。
だからレポートは、断定ではなく 運用に使うための仮説です。

① 個人レポート:本人の「土台」を可視化する

狙いはシンプルです。

本人が強みを出しやすい条件/つまずきやすい条件を、チームで共有できる言葉にする。

個人レポートは、人格を固定するためのものではありません。
あくまで、次のような実務の場面で使うことを前提にしています。

  • 1on1の設計(何を聞くと伸びるか/何がストレスになりやすいか)
  • 役割期待値の調整(背負いすぎを防ぐ/任せ方を整える)
  • 会議での関わり方(発言しやすい型、意思決定の型づくり)

ここで扱う観点や深掘りの方向性は、クリフトンストレングスの結果だけで決めません。
グループワークで各自が作る 「自分のトリセツ」(仕事の進め方/大事にしていること/苦手になりやすい状況など)と、対話内容を材料にして、レポートの切り口を組み立てます。

② シナジー分析レポート:関係性を「実務で使える言葉」に翻訳する

ここがSynergyLensの中核のひとつです。

シナジー分析は、チーム内の関係性を見て、理想的に噛み合うと何が起きるかを実務用語に翻訳します。
さらに、噛み合いが起きやすい条件/ズレやすい条件も含めて扱います。要するに、シナジー分析は「相性診断」ではなく、運用設計の地図です。
そしてその地図は、グループワークで共有された各自のトリセツと対話の内容が入ることで、関係性の“扱い方”が具体的になります。

使い方(=アクション)の例

シナジー分析レポートの使い方は、たとえばこんな感じです。

“合わない”を分解して、関わり方のルールに落とすために使う
例:「相性が悪い」で終わらせず、
何がズレているのか(情報量/スピード/こだわり/言葉の解像度)を言語化して、連携の作法(共有頻度、確認ポイント、合図)に変換する。

会議の“役割”を先に決めるために使う
例:誰が論点を立て、誰が広げ、誰が収束させ、誰が決めるのか。
いつも同じ人が背負っているなら「配置換え」や「順番」を提案できる。

意思決定の“詰まり”をほどくために使う
例:慎重派が多いなら「決め方(合意/多数決/責任者決裁)」と「期限」を先に固定する。
逆にスピード派が多いなら「リスク確認の係」を明確にする。

③ ポテンシャル分析レポート:チームの未来を“そのチームの文脈”で描く

ポテンシャル分析は、今ある強みを並べるだけではなく、

  • このチームは将来どんな価値を生むか
  • どこでつまずきやすいか
  • どう成長させるか(シナリオ)

を“チーム単位”で描きます。

ここで大事なのは、未来像や課題設定がテンプレで決まるわけではないこと。
グループワークの中で出てきた「目指したい状態」「大事にしたい前提」「つまずきポイント」「暗黙の役割期待」——
そういった“チームの文脈”を材料にして、分析の観点自体を組み替えます。つまりポテンシャル分析は、「未来を当てる」レポートではなく、
そのチームが前に進むための“伸ばし方”を設計するレポートです。

レポートは「AIが作ってます」…だけど、AI任せにはしていません

SynergyLensのレポートは、クリフトンストレングスの受験結果と、ワークで作る自分のトリセツ、そしてワーク内の対話内容を土台に、AIへ投げるプロンプトを、チームの前提に合わせてカスタマイズしています。

  • 結果だけを流し込んで「はい完成」ではない
  • トリセツと対話が入ることで、分析が“現場の言葉”になる
  • 出力は“仮説”として扱い、運用に落とす前提で設計する

AIの分析に人間らしさを足して“現場で使える言葉”に仕上げます。

3つのレポートが揃うと、何が変わる?

ざっくり言うと、こうです。

  • 個人レポート「本人の土台」が揃う
  • シナジー分析「関係性の扱い方」が揃う
  • ポテンシャル分析「チームとしてどこへ向かうか/どう伸ばすか」が揃う

つまり、組織開発で起きがちな「共感はあるのに、打ち手が決まらない」を止められます。
チームが噛み合う条件が、運用できる形で揃います。

次回:効くのはこんなチーム。効きにくいのはこういうとき

この取り組み、万能薬ではありません。
効きやすいチーム/効きにくい状況には条件があります。

次回はそこを、導入前に判断できるようにチェックリスト形式で整理します。

SynergyLensサービスページ
上記サービスページでレポートサンプルご覧いただけます!

AIに関するお悩み事、愚痴、自慢、お気軽にどうぞ。

この記事の著者

波戸本 奈津

波戸本 奈津 HATOMOTO Natsu

株式会社 もずくとおはぎ COO

まるで呼吸をするかのように繰り出されるきめ細やかな気配りと先回り。
研ぎ澄まされた解読力で瞬時に本質を見抜き、最適な道筋を描き出す。

洗練された所作と、常に「面白い」を携えた感性は、チームに余裕と品格をもたらす。
その存在は羅針盤となり、組織の歩みを確かな成長へと導いている。

2025年6月、生成AIパスポートGoogle Prompting Essentialsを取得
AIへの探究は、彼女の羅針盤をさらに磨き上げ、組織の未来に新しい道筋を照らしている。

生成AIパスポート
Google Prompting Essentials
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