レポート3種って何が嬉しいの?中身、出します
前回、「いい時間は、だいたい思い出になる」と書きました。
ここで終わると、この記事も思い出になります。それは困る。
今回はSynergyLensの成果物であるレポートについて話していきます。
そもそも「レポート」って、読むものじゃなく“使うもの”
SynergyLensのレポートは、診断結果の読み解きで終わらせないための道具です。
- どの会議で使うか
- どの判断に効かせるか
- 誰が何を持ち帰るか
ここまで落とし込むために「3種類」にしています。
そして重要な前提が1つ。
資質は「固定的な性格」ではなく、状況や役割で出方が変わる“傾向”として扱います。
だからレポートは、断定ではなく 運用に使うための仮説です。
① 個人レポート:本人の「土台」を可視化する
狙いはシンプルです。
本人が強みを出しやすい条件/つまずきやすい条件を、チームで共有できる言葉にする。
個人レポートは、人格を固定するためのものではありません。
あくまで、次のような実務の場面で使うことを前提にしています。
- 1on1の設計(何を聞くと伸びるか/何がストレスになりやすいか)
- 役割期待値の調整(背負いすぎを防ぐ/任せ方を整える)
- 会議での関わり方(発言しやすい型、意思決定の型づくり)
ここで扱う観点や深掘りの方向性は、クリフトンストレングスの結果だけで決めません。
グループワークで各自が作る 「自分のトリセツ」(仕事の進め方/大事にしていること/苦手になりやすい状況など)と、対話内容を材料にして、レポートの切り口を組み立てます。
② シナジー分析レポート:関係性を「実務で使える言葉」に翻訳する
ここがSynergyLensの中核のひとつです。
シナジー分析は、チーム内の関係性を見て、理想的に噛み合うと何が起きるかを実務用語に翻訳します。
さらに、噛み合いが起きやすい条件/ズレやすい条件も含めて扱います。要するに、シナジー分析は「相性診断」ではなく、運用設計の地図です。
そしてその地図は、グループワークで共有された各自のトリセツと対話の内容が入ることで、関係性の“扱い方”が具体的になります。
使い方(=アクション)の例
シナジー分析レポートの使い方は、たとえばこんな感じです。
“合わない”を分解して、関わり方のルールに落とすために使う
例:「相性が悪い」で終わらせず、
何がズレているのか(情報量/スピード/こだわり/言葉の解像度)を言語化して、連携の作法(共有頻度、確認ポイント、合図)に変換する。
会議の“役割”を先に決めるために使う
例:誰が論点を立て、誰が広げ、誰が収束させ、誰が決めるのか。
いつも同じ人が背負っているなら「配置換え」や「順番」を提案できる。
意思決定の“詰まり”をほどくために使う
例:慎重派が多いなら「決め方(合意/多数決/責任者決裁)」と「期限」を先に固定する。
逆にスピード派が多いなら「リスク確認の係」を明確にする。
③ ポテンシャル分析レポート:チームの未来を“そのチームの文脈”で描く
ポテンシャル分析は、今ある強みを並べるだけではなく、
- このチームは将来どんな価値を生むか
- どこでつまずきやすいか
- どう成長させるか(シナリオ)
を“チーム単位”で描きます。
ここで大事なのは、未来像や課題設定がテンプレで決まるわけではないこと。
グループワークの中で出てきた「目指したい状態」「大事にしたい前提」「つまずきポイント」「暗黙の役割期待」——
そういった“チームの文脈”を材料にして、分析の観点自体を組み替えます。つまりポテンシャル分析は、「未来を当てる」レポートではなく、
そのチームが前に進むための“伸ばし方”を設計するレポートです。
レポートは「AIが作ってます」…だけど、AI任せにはしていません
SynergyLensのレポートは、クリフトンストレングスの受験結果と、ワークで作る自分のトリセツ、そしてワーク内の対話内容を土台に、AIへ投げるプロンプトを、チームの前提に合わせてカスタマイズしています。
- 結果だけを流し込んで「はい完成」ではない
- トリセツと対話が入ることで、分析が“現場の言葉”になる
- 出力は“仮説”として扱い、運用に落とす前提で設計する
AIの分析に人間らしさを足して“現場で使える言葉”に仕上げます。
3つのレポートが揃うと、何が変わる?
ざっくり言うと、こうです。
- 個人レポートで「本人の土台」が揃う
- シナジー分析で「関係性の扱い方」が揃う
- ポテンシャル分析で「チームとしてどこへ向かうか/どう伸ばすか」が揃う
つまり、組織開発で起きがちな「共感はあるのに、打ち手が決まらない」を止められます。
チームが噛み合う条件が、運用できる形で揃います。
次回:効くのはこんなチーム。効きにくいのはこういうとき
この取り組み、万能薬ではありません。
効きやすいチーム/効きにくい状況には条件があります。
次回はそこを、導入前に判断できるようにチェックリスト形式で整理します。
SynergyLensサービスページ
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